久しぶりの行事

先達ては近隣のお寺様を会場にして「曹洞宗梅花流詠賛歌・ご詠歌」の特派講習会が開かれました。じわじわと近づく台風に開催が危ぶまれましたが、どうにか予定通りに執り行うことができました。
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コロナ禍の4年間ほどは完全にお休みをしていた行事ですが、多少の自由が認められるようになったことで、本来はお昼跨ぎのスケジュールのところ午前中のみの行事という、半日講習に抑えるかたちで計画されました。

ここで少し曹洞宗のご詠歌について説明を…
曹洞宗の「梅花流詠賛歌」は、昭和27年に他宗派様のご詠歌唱法や作法を参考にしながら発足したご詠歌で、この分野では比較的新しい世代のものです。
一般の方々にもご興味を持っていただけるような馴染みやすい楽曲をたくさんとり揃え、全国に何万人という多数の講員様が所属する活動になっております。

ちなみに今年の担当特派講師は東京からお越しいただいたわけですが、副住職にとっては懐かしい和尚様でした。嘗てご詠歌の合宿勉強会に参加していたときの同期の方です。同じ釜の飯を食った仲間ですね。
奇遇なご縁をいただいた今回の講習会は、久しぶりの仕切りに少々まごついた点もありましたが、楽しく開催することができました。何よりでございます。

しかし全く梅雨らしい、蒸し暑い日が続いております。
断続的に発生する台風と大雨の予報に、毎日の予定立てが翻弄されますが、これも含めてこの時期の恒例行事のようなものだろうと、甘んじて受け入れるのみでしょう。
そんな天候不順をかいくぐりながら、お檀家様宅へのお施餓鬼供養巡回も予定通り着々と進行中です…合掌。

雨の季節へ

東海地方は5月29日から梅雨入りとなりました。これは例年に比べて8日ほど早く、5月中での梅雨入りは10年ぶりということです。
宣言がアナウンスされた途端にやさしい雨続きの毎日ですが、大型の台風が沖縄方面から近付いていることもあり、本格的な雨模様はこれからといったところでしょう。
どなた様も今のうちに建具や雨戸の補修、雨水排水設備の点検清掃を怠らず、荒天続きになる前に充分な準備をお願いいたします。

当山は恒例の巡回施餓鬼供養が今月から始まります。既に檀徒の方々へご通知のお葉書を届けておりますが、特に足元の悪くなる季節ですので、時間に余裕を持って焦らずお参りしたいと思います。
そして翌7月からはそのまま初盆供養行事に突入するわけですが、なるべく計画どおりに全ての行事が進むことを願います。
何かと不自由が続く昨今ですが、できる限りの準備をして、7月半ばまでの凡そ1カ月半を大事に過ごしていきたいと思います。

6月を越えれば今年も半分過ぎてしまうんですよね。今日という2度と逢えない日を味わい尽くしていますか。後悔はありませんか。
烏飛兎走を嘆く前に、できることを今、積み重ねましょう。合掌。